乳幼児のあざについて
あざとは何でしょう?
肌の一部の色が周囲の肌の色と違って見えるものを
「あざ」と言っています。
あざは遺伝ではありません。
あざの種類
あざには、赤あざ(いちご状血管腫、単純性血管腫)、青あざ(異所性もう古斑、太田母斑、青色母斑)、黒あざ(色素性母斑 いわゆるほくろ)、茶あざ(扁平母斑)があります。
いちご状血管腫以外は自然に消えないあざです。いちご状血管腫についても自然消退は5歳までに50%、7歳までに75%と言われています。
いちご状血管腫の赤みが濃くて大きい場合は、表面にでこぼこが残ったり、色が白く抜けたり、しわ、たるみ、しこりなど跡を残すことがあります。
あざがあることで、いずれお子様がコンプレックスを持ってしまう可能性があり、今後の人生に大きな影響を与えるかもしれません。
レーザー治療とは
- レーザーはあざのみに反応してあざのない皮膚には反応しません。
- 痛みはゴムで弾かれる程度の痛みです。
痛みを7割ほど軽減出来る麻酔テープを貼ったり、麻酔クリームを塗ってからレーザーを行うことが多いです。 - 治療の間隔は基本的には3ヶ月に1度。
- あざの種類や濃さや面積にもよりますが、治療が完了するまでに通常は3~6クール以上かかります。
レーザー治療のメリット
- 小さな子供の方が肌の治癒力や再生力が高く、傷跡も残りにくい。
- 角質が薄いため、レーザーの通過性がよいので効果がでやすい。
- レーザーは保険適応。3割負担ですが、子供医療費助成などでは負担する医療費が3割より安くなったり、無料になったりします。
- 自我が芽生える3歳前頃の子供の方が、恐怖心が少なく治療も記憶も残りにくいです。
- レーザー治療後は、照射部位の軟膏処置はありますが、普段通り過ごすことが出来、保育園や幼稚園を休む必要はありません。
レーザー治療で気をつけること
- レーザー光を直接みるのは目によくないため、治療の時には患者様の目を保護するゴーグルや密着性のあるシールなどを使用しています。
- レーザー治療後の経過で、かさぶた(7~10日でとれる)や内出血(3週間くらいで治まる)が生じます。
当院では、まずダーモスコピーなどにより詳しく診察の上、診断を行った後、レーザー治療ご希望の際には、埼玉県立小児医療センター皮膚科あるいは形成外科をご紹介しています(紹介状が必要です)。
紹介状を受け取った後に、電話予約の上、受診になります。
ひらしま産婦人科・皮膚科 平嶋海帆
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