ひらしま産婦人科 最新情報
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新コーナー、「PHOTO MONTHRY DIARY」を立ち上げました。
新コーナー、「PHOTO MONTHRY DIARY」では、
2008・1月 富浦 南無谷海岸の夕日をご紹介しています。
2月 院長 木下大サーカスで象と握手しました。
3月 新着任 鈴木DRのプロピール・写真etc・・特集です。「桜と愛犬りゅう」の写真掲載しました。
その他 新コーナーは楽しい写真満載です!→「PHOTO MONTHRY DIARY」はこちらです。
2008・3・22 院長 母校 「千葉県立安房高等学校」が初の甲子園出場で、初勝利! 2008/4/14up!
院長 母校 「千葉県立安房高等学校」が創立108年目にして、初の甲子園出場で、初勝利をあげました。院長はアルプススタンド大応援団の中で、大声援をおくりました。 "PHOTO MONTHRY DIARY" 「甲子園初観戦記」をご覧ください。
2008・3・8 副院長 鈴木 利典 先生が着任いたしました。 2008/4/14up!
2008年3月8日から当院は副院長として、お茶の水浜田病院時代の愛弟子 鈴木利典先生を副院長として招請いたしました。
院長 平嶋 昇 との強力なチーム医療を目ざし、一人一人の妊婦さま・患者さまによりきめ細やかな医療を提供いたす所存です。
(副院長鈴木先生紹介は新コーナー "PHOTO MONTHRY DIARY"をご覧ください。
平成18年度の骨盤位分娩成績、VBACの成績について 2008/2/8up!
付記:
一昨年は、専門誌『産婦人科医療ー*周産期欄*』に掲載された「当院におけるVBACの分娩管理ーとくに子宮破裂を予防するための視点からー」執筆に仕事の合間に打ち込み発表いたしました。
当院は20年間で、274例の骨盤位を経膣分娩成功に導きました。
因みに昨年度の結果は、次の通りです。
*平成18年度の骨盤位分娩成績について
20例にtrialし、19例の経膣分娩(95%)に成功した。
19例の内訳は、単臀位13例、複臀位2例、不全足位2例、全足位1例。さらに膝位の非常に経膣分娩困難な症例1例も経験し、メトロ500ml使用して成功に導くことができた。
オバタメトロ使用は14例(74%)で、複臀位、足位、膝位の6例は全てメトロ使用。前期破水が3例あり、内1例にメトロ使用。全例母児共に元気に退院した。
*平成18年度のVBACの成績
19例trialし、18例の経膣分娩に成功(95%)
そのうち7例にオバタメトロ使用。陣痛促進剤は1例も使用しなかった。
不成功1例は、前回帝切適応CPDで、今回はさらに前期破水で入院。CPDの適応で緊急帝王切開を行った。
尚当院は骨盤位およびVBACの経膣分娩を行う場合は、ほとんど帝王切開にいつでも切り替えられるよう、ダブルセットUPで臨み、スタッフ・麻酔医DRが即呼び出せる体制のもと、経験豊富な優れた観察力を持つ熟達した産科看護師が、妊婦さんに一瞬たりとも離れず付き添い、寄り添い、院長の指示に従い、経過観察・報告を行い、院長のリーダーシップのもと、細心最大の注意をもって臨みます。
新年を迎え、21年間当院が行ってきた医師、産科看護師(時々助産師)とがチームワークを組んで行う分娩体制は揺るぎないものです。
昨年産科開業医を襲った「内診」問題については、医師の監督、責任、管理のもと産科看護師が行う分娩管理は、医師法下のもと、安全・安心のお産を提供できるものであるとの信念を持って行います。
戦後60年に渡って、日本の周産期医療を世界のトップクラスに押し上げ、助産所分娩から、地域に根ざした安心・安全のお産文化を築いて、日本の出産の半数を担ってきた開業産科医の一翼を担うものとしての誇りと、歓びを持って、今年も、地域の妊婦さんたちから必要とされる産科施設である限りは、一産科医としてお役に立たせていただきたいとの新たな思いでおります。
2007年8月の症例報告 2007/9/30up!
*前々々回帝王切開で今回骨盤位が経膣分娩に成功(当院4例目)*
40歳3経、31歳他院で第1子を骨盤位で帝王切開。
その後他院で2回BVACに成功。今回骨盤位のため帝王切開を他院で言い渡され、19年6月20日 妊娠35週1日 VBAC希望で当院受診。(前院の紹介状持参を依頼))
7月4日 37週1日。先進部臀部。子宮下部筋層4.2mm
7月11日子宮口1cm開大。展退50%。児頭の過伸展なし。
7月14日妊娠38週4日。AM0:15 陣発で入院。
子宮口3.5cm開大。展退100% 先進部臀部。
AM5時7分全開大。5:12自然破水。
AM5時16分 2620g 男児出産 Apgar score7−10点
臍帯動脈血pH7.362 分娩所要時間5時間51分。
児頭大横径9.0cm。前後径11.0cm産科真結合線12.3cm
骨盤位牽出術は容易であった。
まとめ:
- 骨盤位、VBACは一般に禁忌とされているが、本年2月に自験例3例目を報告したが、今回を含めて4例目となる。
- 骨盤位経膣分娩要約を満たしていれば、絶対的禁忌ではないと考えられる。
- 自験例3例は全て、最初のVBACであったが、今回は2度VBACに成功している症例で、前3回よりさらに好条件であったと考えられ、前回VBACに成功した症例は、当院では全てVBACに成功している。
- 1度VBACに成功していると次回分娩所要時間は短くなる。
- 前回帝王切開=帝王切開は必ずしも絶対的選択肢ではないと考えられる。
参考文献:
- 福家信二、神崎徹、村田雄二:前回帝王切開妊娠の管理とVBAC。正常分娩、新女性医学大系25、武谷雄二編、235−241,中山書店。東京、1998
- 当院におけるVBACの分娩管理ーとくに子宮破裂を予防するための視点からー平嶋 昇 産婦婦人科治療91:569−575 2005
付記:
骨盤位でVBACに成功した4例を経験したが、前回帝切理由が全て骨盤位であったというのは偶然とは考えられない。
「たまごクラブ 8月号」に院長の記事が掲載されています!! 2007/7/27up!
2007/7/15 全国書店にて一斉発売の「たまごクラブ 8月号」の『こちら たまご診療所 妊娠中の気がかり あれこれQ&A 妊娠 初期・中期・後期・出産 コーナー』で、院長 平嶋 昇が
6ページにわたって解答しています。
↓こちらから記事がご覧になれます。
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