医療法人社団昇龍会 |
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博物館入口にて |
「誕生佛」油彩画前にて |
ご自宅アトリエでの創作風景 |
翌日は館山の家から2、3分のところにお住いの巴人先生のご自宅に先生をお迎えに伺い、拙宅にお招きいたしました。
巴人庵玄関にて 巴人書の額の下で奥様・先生と |
わが家と巴人宅を結ぶ道。野ばらを指す奥様。 近所にはタヌキ一家が棲んでいて、 奥様が毎日おにぎり をふるまっているそうです。 |
先生は40年前、ここ房総館山見物の地を大層気に入られて、居を構え、アトリエを造築。以来90歳の今日まで、「見物」の地に奥様とともに住まわれ、アトリエで毎日絵を描かれ、また旅に出掛けるという生活を続けていらっしゃいます。
最近、私の知人(明徳出版 村田一夫氏)より紹介されて、お訪ねしたところ快くお招きくださり、誼みを結ぶことができたという次第です。
今回、先生とお酒を酌み交わしながら、楽しいお話を伺うという、春の一夜の至福のひとときを持つことができました。
博物館で買い求めた画集をお渡しすると、翌日“平嶋昇先生恵存” と墨書して下さって奥様が届けてくださいました。
なんと横山大観先生からいただいた古木の墨で描いてくださったとのこと。
岩崎巴人画集表紙 |
表紙裏のサイン入り水墨画 |
先生は今5年計画で「奥の細道」を一人で歩かれ、スケッチをし、
ヨーロッパで個展を開くため創作活動に入られました。
90歳にして、お元気そのもの、「孤高の文人画伯」の創作意欲はとどまるところなしです。
巴人先生に比べれば私などまだまだ“ひよっこ”です。
そのエネルギーに感服し、私も巴人画伯に負けずに、「孤高の産科医&助産医」として、上尾の地で、頑張ろうと元気と勇気をもらってきました。
先生のお話は、哲学・宗教・芸術・恋愛・旅と多岐に渡り時間を忘れさせてくれました。
またのお目もじを楽しみにしています。
そんなGWを過ごして戻った途端の8日には初産逆子の妊婦さんが暁に陣発入院。ただちにメトロ挿入。 無事経膣分娩に成功。束の間のGWをが終えて、 又忙しい日常に舞い戻りました。
3月の副院長就任から早2か月。
「鈴木先生および新入職員歓迎会」が、5月12日 懐石料理の店「さとし」を借り切って盛大におこなわれました。
「鈴木毒太先生」は美味を堪能し、美女揃いの当院スタッフから次々と美酒を注がれご満悦。
この日のことを俳句にしたため投句してくれました。
これからも、最強医団、「チームひらしま」 をどうぞよろしくお願いいたします。
付記:
今回歓迎会でお邪魔した、懐石料理の店「さとし」は、銀座「石亭」で修業を積んだ、料理人2代目“さとし”さんが料理長として腕をふるっています。
ご自分の育った場所に戻って、地元の人々に本当の懐石料理をリーズナブルな価格で提供したいとの心意気で、昨年4月素敵な‘和の佇まい’でオープンしました。
お料理は文句のつけようのないおいしさ、器も「さとし」さん自ら探し求めた、素敵な器ばかり。酒良し。おもてなし良し。
「ひらしま」が自信をもってお薦めできるお店です。
(上尾周辺美味の店 星−★★★★★−でした!)