ひらしま産婦人科 PHOTO MONTHRY DIARY 第31号
2007年>> フォトニュース
2008年>> 新春号 / 3月・甲子園観戦 / 5月・ゴールデンウィーク / 7月・開院22周年
7月・東奔西走記 / 8月特大号・アラスカ旅行記-1 / 2
9月・日本の秋を楽しむ / 11月・晩秋の巻 / フォトエッセー特別編「シルバーの手習い」 /年末号
2009年>> 新春特別号 / 3月・シンポジウム編 / 4月・花まつり編 / 5月・「虹」編
6月・「紅」編 / 7月・「ゆりかご」編/ 8月・「華火」編
9月・「スイス巡礼の旅」編-1/2/3/11月・「読書の秋」編
2010年>> 1月・「年頭所感」編 / 2月・冬から春へ/ 3月・国会へ陳情に行く編
4月・お花見に行く編 / 6月・父の日&逆子編/ 7・8月・「海の絵」編
9・10月「魅惑のスペイン 弾丸ツアーの巻」-1/ 2 / 3
2011年>> 1月・年賀状 / 2月・映画鑑賞の巻 / 3月・ドキュメント 東日本大震災 IN ハライチ
4月・上野動物園にパンダに会いに行くの巻
5・6月号 〜初孫 平嶋 湊(みなと)誕生!〜
"ミーナ君 アルバム 第1楽章
7・8月「海の幸&逆子と柔道」編 / 8月付録・ミーナ君アルバム第2楽章「お食い初め儀式」
10月「実りの秋」編 / 「ミーナ君 アルバム」 第3楽章 6か月児はこんなことができるのだ
2011年>> 1月・年賀状 / ミーナのお正月 / 付録2 平成23年1月〜12月骨盤位分娩成績
2月・キネマ旬報賞映画鑑賞会&表彰式 / 3月「卒業45年記念同窓会 IN 東京」の巻 / 4月「今年の桜」の巻
4月「さだまさし還暦コンサート in さいたまスーパーアリーナ 4月10日」 5月「ミーナの初節句 & ボク 満1歳になりました!!」 / 5月「嵐の5月」 / 6月「祈り」
9月「2 DAYS IN 小笠原」 / 10月付録「ミーナ歩く・走る」
PHOTO MONTHRY DIARY 9月・10月合併号
〜魅惑のスペイン 弾丸ツアーの巻 その3〜
*9月29日(水)*
昨晩夕食後 最悪のニュースがツアー客に告げられる。
明朝スペイン大手労組による大規模な24時間ストライキ決行。
旅のハイライト AVE新幹線でのマドリッド行きもマドリット滞在もストの影響で全てキャンセルとなる。
東の空から朝日が昇る(午前8時頃)
西の空にはまだ月がうっすらと浮かぶ
昼、徒歩にて向かった今宵の宿は、廃墟のような、幽霊が出てきそうなホテル。
することもなく、中庭にあった小さなプールに飛び込むとこれがまた、ピレネー山脈の
雪解け水を引いたのではというくらいの冷たさに思わず震えあがる。
ホテルの探検中よろよろと倒れそうな犬がいた
暗いローソクの下 まずい肉に白ワイン、カチンカチンのパンの夕食。
日本旅行さん「お金返して」と言いたくなる。
*9月30日(木)*
6時 モーニング・コール
最終目的地 マドリッドへ向け、新幹線ではなくバスで、8時間の長旅の出発。
どこまでもどこまでも続く、オリーブ畑。
途中 「ドン・キホーテ」の舞台となったラマンチャ地方(乾いた土地の意)で昼食。
食堂に働く母と子
夕刻のラッシュ時 世界一の植物園があるというアトーチャ駅をうらめしげに横目で見ながらホテル着。
休む暇もなく、午後4時から3時間の市内観光に出発。
プラド美術館で、スペイン王室絵画コレクションのベラスケス、ゴヤ、エル・グレゴの
名作を目に焼き付ける。
ピカソの大作『 ゲルニカ』を一目見るためソフィア王妃芸術センターに走っていった。
ピカソ『ゲルニカ』
スペイン最後の晩餐は、パエリアを食べに行く。
調理したてのパエリア
夜のラッシュ (スペインは路上駐車があたりまえで、渋滞にさらに拍車をかけます)の中、
ショーを見に行くわれわれのバスと高級乗用車が接触事故を起こす。
ドライバー同士が路上で、口角泡を飛ばす大喧嘩が始まった。
アチコチでクラクションが鳴らされる。
9時からのショー開始時間は迫る。
最後までご難続きのマドリッドだぜよ。
薄暗い場末の酒場でフラメンコショーが始まっていた。
こうして、日本の1、3倍の面積もあるスペインの主な都市をたった5日間で巡る旅は、
フラメンコの哀愁を帯びたギターの調べともに終幕を迎えた。
*10月1日(金)*
マドリッドから再びフィンランド航空に搭乗。
*10月2日(土)*
朝、なんともトホホなリフレッシュ休暇は、「成田空港」に機体が着地して終了。
留守を守ってくれた鈴木副院長・伊藤先生・山田先生・堺先生・澁谷先生
そして わが「ひらしま」スタッフの皆様、
Muchas Gracias ムーチャス グラシアス
(どうもありがとう)
今回の旅の目的
その1 『 聖家族教会 』を見る
その2 『 ピカソの作品 』を見る
その3 『 地中海 』で泳ぐ
以上 1〜3は達成。
そして今回も5日間素晴らしい"スペイン晴れ"にめぐまれ、青空の下、地中海の風に吹かれ、
悠久の歴史を経て、守り継がれてきた、世界文化遺産の数々に直に触れ、
わが思い出アルバムのページにもたくさんの写真が加わりました。
バルセロナの地で、外尾悦郎さんは、32年間 ガウデイの意志を辿りながら、
『聖家族教会』完成に向け、コツコツと聖書の物語を彫り続けています。
日本の地で、平嶋昇は、42年間 『 生涯一現役産科医 』として、故小畑英介先生の
産科技術を継承し、コツコツとお産に向き合っています。
外尾さんがつぶやきます。
「石を彫り続けることで、日本と世界が一つになればいい
ちょっと大げさです。」
私もつぶやきます。
「お産を手助けすることで、現在と未来が繋がっていけばいい
ちょっと大げさです。」
今、当院誕生室には、ピカソ作『 母子像 』の絵が、毎日毎日生まれる
あまたの赤ちゃんを見守っています。
Adios スペイン (さよなら)
誕生室にある ピカソ作 『 母子像 』
9・10月「魅惑のスペイン 弾丸ツアーの巻」-1/ 2 / 3
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